運転免許の取り方とその仕組み

ゴールド免許とは

 優良運転者免許、通称ゴールド免許とは何でしょう。免許をとってから最初の2~3年はグリーン免許、次に更新したら3~5年のブルー免許です。昔は、ブルー免許は3年だったのですが、誕生日の40日前から5年間、軽い違反を1回だけ、という人は5年間になるようになりました。そして、この誕生日の40日前+5年間、無事故無違反であればゴールド免許と呼ばれる、優良運転者免許が手に入ります。グリーン免許の後はブルー免許になりますから、18歳で自動車免許を取得した場合、24歳でゴールド免許が貰える可能性があります。ちなみにもっと早くゴールド免許を手に入れたい場合は、16歳で原付免許などを取得して無事故無違反、そして21歳のときに普通免許を取得すれば、最短の場合、21歳でゴールド免許が取得できます。また、ブルー免許の更新期間が5年間になってしまった場合、例えば免許書き換え時の誕生日、そのちょっと前に駐車違反や一時停止で止まらなかったなどの軽い違反であれば、ほぼ10年間無事故無違反でなければゴールド免許になれない可能性があります。5年間となったブルー免許の更新期間を3年にして欲しいとお願いすることはできませんから。どうしても早くゴールド免許を取りたいというのであれば、現在持っている運転免許よりも上位の免許を取得する、という方法もあります。普通免許を持っている人は、原付免許の受験資格もなくなりますから、どうしてもお金のかかる免許を取らなければいけないことになりますね。
 ただ、このゴールド免許は、優良運転者免許ではありますが、世の中にはペーパードライバーと呼ばれる、車を持たず、何年も運転していない人が持っていることもあります。基本的には車の運転を行わなければ違反も行いませんからゴールド免許になれるわけです。こうしたペーパードライバーのゴールド免許は、実際に運転して見ればブルー免許の人よりも危険を感じさせることはあります。実際に何年も車の運転を行わずにいると、恐怖心を感じて運転できない人も多いようです。これまで車を使わずに生活できた人が、引っ越しや転職などで運転が必要になることもあります。最近はこうしたペーパードライバー向けのスクールも目立つようになってきました。