運転免許の取り方とその仕組み

お金を掛けずに運転免許をとる方法

 日本という国は、実は世界でもっとも運転免許の取得費用が高額な国でもあります。日本人のほとんどは、指定自動車教習所で実技試験の免除を受ける、というのが常識になっていて、その取得費用は20万円から30万円程度が相場になっています。それではもっと安く、運転免許を手に入れる方法はないのでしょうか。また、合宿免許は、宿泊施設の使用料、食費を含めても、自動車学校に通学するよりもリーズナブルな料金で免許を取得できるようになっているところが珍しくありません。理由は簡単で、自動車学校にとって合宿免許は薄利多売の典型的な商売だからです。まとまった休みが取れるのであれば、地方の合宿免許で免許を取るというのは、顧客側から見ればお徳な話で、逆に地元の指定自動車教習所に通う人は、ちょっと言い方はよくないのですが、高い利益を得られる上客ということになるのです。
 また、各都道府県には、免許センターがあります。ここにある運転免許試験場で実技試験を受け、合格する。一発で受かることができればかなり安く運転免許が取得できます。普通免許の場合、仮免許試験で6千円くらい、技能試験と講習費用、免許交付手数料で、2万円くらい。ほぼ無理だといわれていますが、全て一発で合格できれば、2万5千円程度で普通免許が取得できることになります。
 そして、自動車教習所には、2種類あって、指定自動車教習所と届出自動車教習所があります。指定自動車教習所が、一般的に教習所として認知されている技能試験の免除が受けられる学校です。そして指定自動車教習所は、技能試験の免除が受けられないのですが、その分かなり費用が安くなっています。スムーズに行けば、指定自動車教習所の半額程度で免許取得可能な届出自動車教習所もあります。ただし、もちろん、何度も技能試験に落ちてしまい、長期間通うことになればその分費用はかさんでいきます。ですから、運転に自信のある人であれば、という条件つきで選択することをおススメします。
 また、日本の免許取得費用は高額であるという事はすでにお話しました、そうです、海外で運転免許を取得する場合、日本に比べてかなり安く免許を取得することができます。まず日本ではなぜ高額になるのかといえば、例えば日本やドイツなどは、試験内容が厳しくなっていることでも有名で、誰もが運転免許を取得できるとは限らない状況です。そして日本では、民間の自動車教習所で実技試験免除を受けるのが一般的となっているため、時間がかかり、その分国際的に見てもかなり高額の免許取得不要が必要になってくるのです。ですから、安く運転免許を取得する方法のひとつには、海外で運転免許を取得して、日本での運転免許に切り替えるという方法もあるわけです。ただ、海外で免許を取得した場合は、免許取得後、3ヶ月以上その国に滞在していなければ無効になりますから、免許取得のためだけに海外に行くというのは現実的ではありません。
 もちろんどんな方法で運転免許を取得するにしても、個人の適正や環境によって向き不向きがありますから、金額だけに目を囚われず、じっくりと免許取得の方法を選んで下さい。